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Corpse of jewellery
この作品は、生と死の循環を、ジュエリーが崩れて形を失っていく過程を通して表したものです。
まず私は、鶏肉の手羽先やラムチョップなど、中に骨を含んだ肉料理を食べた後、残った骨を取り出しました。
そして、その骨を価値有るジュエリーにするため、金や銀、ガラスビーズ、髪の毛、お金、塩、ウール繊維をふりかけました。すべての素材は異なる価値を異なる時代や場所、文化の中で持っており、価値の脆弱性を表しています。骨と、それら価値有る素材の関係は、元の骨と肉の関係性と似せてあります。素材を肉付けすることで、骨はジュエリーとしての生を受けたのです。
以上の過程を経てできたジュエリーを人が身につけると、素材はとれ、崩れていきます。もう一度骨があらわれたとき、その骨は異なる意味をもちます。それは人の行為がもたらしたジュエリーの死体なのです。

















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